よくある相談 |
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出頭命令、立ち入り調査 に 関 す る 相談 |
Q1.労働基準監督はどのような役所ですか。 |
A1.労働基準監督署は、労働基準法、労働安全衛生法などの労働法規の順守状況を監督し、労働者の労働条件や労働環境を改善することを目的とする役所で、厚生労働省に属する国の機関です。 |
Q.労働基準監督官はどのような権限を有しているのですか。 |
A.労働基準監督官は、会社内へ立ち入り、労働基準法などの法令違反の有無を調査する権限を有しており、調査の一環として、関係書類の提出や経営者や従業員への尋問などを行うことができます。また、司法警察職員として、逮捕や家宅捜査などを行う権限も認められています。 |
Q.労働基準監督署から呼び出しがきました。出頭する必要はありますか。 |
A.強制ではありませんが出頭すべきです。また、出頭通知書などに記載してある関係書類も漏らさず用意してください。 |
Q.突然、労働基準監督官がやってきて立ち入り調査をすると言われました。拒否できますか。 |
A.強制ではありませんが、できるだけ調査に協力すべきでしょう。労働基準監督官には強制的に捜査する権限も認められており、理由もなく拒否していると司法手続に進行する可能性があります。 |
Q.なぜ当社に呼び出しや調査があったのでしょうか。 |
A.労働基準監督署が任意で行う定期監督の場合と、労働者からの申告にもとづく申告監督の場合が考えられます。 |
Q.是正勧告を放置するとどうなりますか。 |
A.再調査が入ったり、悪質な場合は検察庁に送致(いわゆる書類送検)され、裁判のうえ刑罰を科される可能性があります。期限内に是正報告書を提出すべきでしょう。 |
Q.期限内に是正できません。どうしたらよいでしょうか。 |
A.その旨を労働基準監督署に連絡してください。無断で放置すると再調査や書類送検の対象になる可能性があります。 |
Q.是正勧告書や指導書の内容に納得がいきません。どうすればよいですか。 |
A.極まれに労働基準監督官の権限を逸脱した是正勧告がなされる場合もあるようです。どうしても是正勧告や指導に納得がいかない場合はその旨を直接監督官に伝えるか、または当オフィスまでご連絡ください。 |